ジャガーノート

本や音楽の話を書いていこうと思います。

陽だまりのネコ

いつ日常を取り戻すか。

まずは2週間の我慢なのだと思っている。東京都では、4月8日から4日連続で3桁の感染者数となった。ざっくりと潜伏期間などを考えれば、これは2週間前の感染状況を表す数字だ。つまり3月25日から28日の間にこれだけの感染があった、と捉えられる。そしてそれはおそらく、続く3月29日以降も増えていったのだろう。グラフを見る限り感染者数の増加は指数関数的とは言えず、概ね線形に見えるが、これは検査人数の限界によって頭打ちをされているだけに思える。この感染症の特性からすれば、潜在的には指数関数的に増加していると考えるべきなのだ。

 

この状況で新年度の進学や就職、異動などを終えた人々が各地で新生活を始めている。まだ警戒を緩める時期ではないと思う。

 

いま子ども達を学童保育や保育園に預けない理由は、模範的に言えば感染拡大抑制のためなのだろうが、本音は我が子への感染を防ぎたいというだけかもしれない。肚がどうあれその効果に変わりはない。人々が外出の機会を減らすほどR0は低くなる。これだけは確実だ。

 

ただ、この感染症との付き合いは長くなる。いつまでもこの暮らしを続けていくことは難しい。子ども達には学校や保育園で楽しく過ごす時間が必要だ。

新年度が始まり2週間が経って、状況が良くなれば登園を再開しようと思う。

 

と書いている間にも、札幌では再び休校措置を取ることが発表された。義実家からは出来るだけ保育園をお休みさせて、と電話が来る。端からそのつもりですよと言いたいところだが、正直日に何度も迷っている。我々の日常をいつ再開するのか。

少し気を抜けば、陽だまりを求めるネコのように、穏やかな予測に吸い寄せられてしまう。

 

今日は公園で鬼ごっこなどをした。子ども達の放牧をしているようだった。

 

 

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宮澤 余市

https://twitter.com/classic108fuzz