ときめき昆虫学
メレ山メレ子さんの「ときめき昆虫学」を読み終えました。
これ、田舎の本屋には置いてなくてな……。札幌に行って探すんだけど、まずどこのコーナーに置いてるのかなーってところからスタート。ペット、アウトドア、旅行など、ありそうなコーナーをひと通り漁るが見当たらず。人目を気にせず(気になるけど)女性エッセイコーナーも物色してみて、やっぱりない。どこにもないよー、と2週間ぐらい探して、澄川の大型書店コーチャンフォーでやっと見つけました。住んでる土地のど田舎っぷりを恨む。恨むぜ……。
大型書店には昆虫コーナーがちゃんとあるので、ムダに女性エッセイコーナーをうろつく必要もありません。面出ししている「ときめき昆虫学」第2刷を手に取り、その後、棚にささってた初版となめらかに取り替えっこ。(むやみな初版信仰)
帰宅を待たず書店内のミスドでドーナツをパクつきながら読む。
いろんな虫の話が全部で20章収められていて、どっぷり浸れます。コーヒーのおかわりも止まりません。内容も章ごとに飼育、観察、遊び、採集、研究、実験、食などさまざまで、読み終わったあとに目次を眺めると軽く混乱します。
我を忘れてひとつのことに熱中してしまう人の話はハズレなしだと思います。熱中している様子がそもそもおもしろいので。
読みながら、昆虫採集に命を懸けていた少年時代の気持ちがふつふつと思い出されてきます。実際命が懸かってたのは虫達のほうだが。あとはエーミールのことかな……。
「ときめき昆虫学」、おすすめです。