ジャガーノート

本や音楽の話を書いていこうと思います。

ヘラガニのトマトクリームパスタ

ウチダザリガニを食べて、外来生物のことを考えてみた - 紺色のひと

 
上記リンクの記事を読んだら突然ヘラガニのトマトクリームパスタが食べたくなり『ジジヤババヤ』に駆け込み、大盛りを注文した。
 
 
うまい。
もしヘラガニが外来種に駆逐されそうになったら、この土地の人達は全力で阻止するでしょうね。
 
 
その後ぷらぷらと海沿いを散歩していたら、防波堤にカニの脚が落ちていた。
 
 
さっき食べたのとおんなじやつだ。海鳥の仕業だろうか。
 
 
 
暇に任せて散歩を続ける。
 
 
祠。
 
神社。
 
川。
 
土の匂いが濃い。空がきれいだった。
 
 
 
 
ところで、庭のイタドリ問題が更に深刻化してきた。壁から1mぐらいの所にも生えてきたので、そろそろほんとに床板を貫かれかねない。
 
刈るから根が延びるのかな。
種の多様性を取り戻す、なんて大義を振りかざすまでもなく、ただただイタドリと陣取りを繰り広げている。
 
「農業は人類がこれまでに行った最大の環境破壊である」という言葉を思い出しながら、伐採しまくる週末。
 
住処を失った黒いアブの仲間(たぶん)が、ふわふわと大量に漂っている。
どうすんだこれ……と思いつつも、現実逃避気味に部屋へ逃げ帰る。
次の日の朝、車に鳥の糞がいくつも落ちていた。アブを食いにきたか。
 
 
切り拓いた所までがうちの庭なのだ。
この戦いが終わったら、庭に花を植えるんだ。
(イタドリに敗北するフラグ)
 
 
宮澤 余市

Perfume FLASH

PerfumeFLASH

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[Official Music Video] Perfume 「FLASH」 - YouTube

 

 

中田ヤスタカさんは以前からテーマに合わせた作品作りがうまいが、映画『ちはやふる』の主題歌でもあるこの曲の、めくるめくかるたモチーフの炸裂っぷりはすごい。

 

火花のように FLASH

光る 最高の Lightning Game

鳴らした音も置き去りにして

 

とか、もう完全にかるたのことしか歌ってないし、サビで思いっきり「ちはやぶる」って歌ってるし。そして、間奏でギュルギュル唸るシンセの推進力よ。

 

中田さんがよく使う、ハンドクラップを深いリバーブで ズパ————ン‼︎って飛ばす音が大好きなんだけど、それを聴くといつもこの曲の「鳴らした音を置き去りにして」の部分を思い出してしまう。前の小節で鳴らしたハンドクラップの残響が、次の小節の4つ打ちにぐいぐいと押しのけられて、音量が揺れるじゃないですか。曲が躍動するじゃないですか。たまらん。

CAPSULEの『Sugarless GiRL』で、おなじみのハンドクラップ+リバーブに合わせて、中田さんが目を見開くシーン、超かっこいいよな。聴きながらこっそり真似しちゃうよな。こんなふうに残響を自在に操れるのは、録音作品のおもしろさのひとつだ。

 

 

以前、三宅純さんが情熱大陸で、リオオリンピック閉会式での『君が代』について語っていた。スタジアムの残響を考慮して、和音が濁らないように間をとってあるっていう話がおもしろい。天然リバーブは長さをコントロールできないから(あたりまえだ)、それに合わせて編曲しますよっていうスタンスに、なんだか目からウロコだった。和声を複雑にしたいから、じゃあフレーズの間隔あければいいじゃんっていう逆転の発想に脱帽。

 

 

話を『FLASH』に戻す。

このミュージックビデオ、Perfumeの3人が中国拳法の演舞みたいなのをやってるんだけど、素早く細かいカット割りや、身体性を強調する、透け感+ひらひらの衣装がかつてないかっこよさ。設計図のような素っ気ない白線のエフェクト。そして、ちょこっと差し挟む手裏剣ポーズ。

Perfumeはこういう確信犯的な外しというか、あえてズラしつつ誇張した、虚構的ニッポンみたいなのがよく似合う。

 

Perfumeらしさ、曲との調和、見せ方の新しさなど、様々な点で大傑作なMVだと思います。

 

 

宮澤 余市

ロシアのバンド、レニングラードのこと

ロシアンロックコーナーにデカデカとポップが掲げられているのを想像しながら、地下街を足早に歩きタワーレコードを目指す。YouTubeiTunesで曲名とアルバムタイトルの下調べを済ませ、準備は万全であった。20年の歴史を誇るバンドなのでさすがに全て揃っているとは思ってなかったけど、まさか1枚もないとはな。

 

そもそもロシアンロックの棚なんてなかったしHMVにもAmazonにも置いてないしかつて夏のロックフェスで日本中の音楽ファンに衝撃を与えたことがあるのではないかというのも個人の妄想に過ぎなかったし英語版ウィキペディアは長らく更新されていないしロシア語読めないし日本語で検索しても彼らのは情報はあまり出てこない。

そもそもロシアの音楽事情は、旧ソ連の国営レーベルや文化的ゆる鎖国時代など分からないことだらけだ。隣りの国なのにね。

 

その分からなさゆえ謎が謎を呼び、掘っても掘っても全容が見えた気がしないが、ここらで一度メモがてら纏めてみます。

 

 

 

Ленинград(英:Leningrad)(以下レニングラード

ロシア第二の都市の旧名を冠したこのバンドはその名の通りサンクトペテルブルク出身で1997年結成、2008年解散、のち2010年に早々と再集結して今に至る。

管楽器を含む14人からなる大編成と裏打ちを基調としたリズム、ロシア民謡的なアッチェレランド(テンポアップ)の多用が音楽的な特徴だが、それに留まらずヒップホップを取り入れたりもするのでジャンル分けが難しい。90年代に我々はミクスチャーという便利な言葉を得たが、あれはあれで「ヘヴィリフとラップ」という特定のイメージが染み付いてしまったので、レニングラードの音楽を説明するのには不向きだろう。もともとロシア・東欧の民謡にはラップの要素も持つものもあり、彼らの用いるラップスタイルもアメリカからの輸入だけではないかも知れない。

 

 

 例えば『Кольщик』。

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Ленинград — Кольщик - YouTube

 

全編一人称視点のアクション映画『ハード・コア』のイリヤ・ナイシュラー監督が手掛けたMV。精細な逆再生で見せるサーカスの惨劇が不思議と曲のカタルシスを高める。中盤で入る短いラップは明らかにアメリカのスタイルではない。聞き慣れない言葉の響きが心地いい。

 

 

 

さて、前述の通りレニングラードはメンバーが多い上に入れ替わりもそれなりにあり、関わった人数はゆうに30人は超えるだろうと思われるのだが(さすがに歴代メンバーの数まで数えてない)、特に注目したい人物を紹介してみる。

 

まずはメインボーカル、セルゲイ・シュヌルフ。通称シュナー。

酔いどれ詩人トム・ウェイツを彷彿とさせる強烈なしゃがれ声が特徴。セルゲイ自身、レニングラードの音楽をウォッカになぞらえているのが面白い。あの声は酒灼けのせいなのかも知れない。ボーカルだけでなくラップもこなし、バックに回ったときの煽り方も半端ではない。ライブ中、彼の「давай!(ダヴァイ!)」の連呼を何度聞いたことか。

「давай」の意味は検索すればいろいろ出て来る。促し、けしかけ、扇動なんかのニュアンスがあるが、どうやら一言でぴたりと当てはまる日本語はない。「ほら!」とか「さあ!」じゃないんだよ。「давай」は「давай」でしかない。考えるな感じるんだ的な。

 

最近はタンクトップにハーフパンツが基本スタイル。部屋着かよって感じで正直ぱっと見は理解しにくいファッションなんだけど、メンバー全員ファッションセンスが難しめなのですぐに見慣れる。いつか着ていた「ЭТО НЕ Я(それは私ではない)」ロゴのタンクトップなぞ何か強いメッセージを秘めているのでは、といろいろ探ってみたりもしたが、時折ネコ柄のタンクトップなんかも登場するので深く考えるのはやめた。

使用ギターは一貫してテレキャスタータイプ。現在はロシア国旗モチーフのものがメイン。テレキャスター使いには珍しくフロントピックアップしか使わないため、セレクタースイッチはフロント側に固定している。アンプはツインリバーブ。多彩なピッキングスタイルを操り、フラットピックだけでなく指弾きもよく使う。大編成のギターボーカルながら、ギターをしっかりと大きく鳴らすのも好感度が高い。完全にリズムギターの人。

 

 セルゲイボーカルのおすすめ曲は『WWW』。ライブでは客席を一瞬で沸騰させる力がある。対してCDでは酔っ払いのデモテープかと思うレベルのチープさ。けれど2回も聴けば慣れる。酔っ払いの歌なのだからこれはこれで正しいのだ。

 

MVだとゲリラライブ風のこれ。『Фиаско』。

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Ленинград — Фиаско (без цензуры) - YouTube

サビで忙しなく駆け回るモノシンセの8bit的なサウンドもポイント。シャレの効いた締めが最高なので、ぜひ終わりまでご覧いただきたい。

 

 

 

2人目は黒髪の女性ボーカル、フロリーダ。スモーキーかつなめらかな歌声の持ち主。

 

『ЦЫПЛЁНОК』(たぶんこれが曲名だと思う)

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Ленинград - Цыплёнок жареный (Live @ "Урок истории") - YouTube

このライブは完璧にコントロールされたシャウトとミュージカルのように芝居がかったダンスが見どころ。ロシアのちびっ子達も大はしゃぎで踊ってる。ときには放送禁止用語抜きで、子供も楽しめる音楽が出来るのもレニングラードのいいところ。

 

フロリーダはボーカリストとしてはかなり器用で、酔っ払いスタイルのラップを披露してみせた『Ч. П. Х.』は出色の出来。

 

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Ленинград — Ч.П.Х. - YouTube

 

 

このMVは目の座った様子や垂れた前髪を吹き上げる仕草、ラストに膝がカクッと落ちる感じがとてもリアル。いやリアルっていうか多分ほんとに酒飲んで撮ってる。歌詞もほとんど酒のことばかり。レニングラードの2017年ベストMVらしい。

 公式ページでは「レニングラードのスペードのクイーンにしてファタ・モルガナである。」と紹介されていてるフロリーダ。アーサー王伝説にも登場するファタ・モルガナを、女神・妖精・魔女のいずれと解釈するかでニュアンスが変わるけど、そのモルガナの捉えどころのないさまが彼女の変幻自在なイメージに合う。

 

 

他にも常にフードを被ったワウペダルマスターや、歌って踊れる巨漢の大太鼓、タトゥーだらけのトランペットなど、怪しくも魅力的な人物が大勢いるのだが、そろそろ2700文字を超えてしまいそうなのでひとまずここまで。いつか続きを書く。

 

 

宮澤 余市

 

小樽市総合博物館 運河館(第2展示室他)

続きです。

 

鯱鉾。倉庫に備えるのは珍しいのだとか。間近で見るとかなり大きいです。

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ちなみに前回の記事で紹介した出抜小路は、鯱鉾の代わりに鮭が付いています。シャケホコ。お越しの際はぜひご確認を。

 

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明治頃の様子、だったかな…?思い出しながら記事を書くには時が経ち過ぎた。

こういう建物の中に屋外の風景が収められているのっていいですよね。部屋の中に石畳や街灯があると楽しい。自室にも街灯が欲しいと本気で思う。

 

 

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 そして第2展示室へ。

この書体は古めかしさではなく、チープなおどろおどろしさを醸してしまうのだ、というのは声高に叫んでいきたい。

 

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 中庭。

 

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 封印された石炭。重量約3トン。大き過ぎて神が宿るレベル。しめ縄が似合いそう。

 

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キタキツネの親子。子ギツネの前のめりな姿勢がかわいい。第2展示室は小樽の生きものがたくさん展示されています。

 

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キツネの後ろにもチラッと見えますが、キノコの模型の出来がすごい。ホンモノみたい。こんな模型が本棚にさりげなくあったとしたら素敵だ。造花業界はそろそろキノコに本腰を入れるべき。

 

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UFOの大群みたい。

 

 

ところで前回書いた小樽市総合博物館の紀要は、無事に入手出来ました。

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もしかしたらまだ博物館に在庫があるかも知れません。なくても小樽の図書館で閲覧できるそうです。ありがたい。

誰かが纏めておいてくれたお陰で、知りたいときに調べることが出来る。もし博物館や図書館がなければ、いずれ知がかすれてしまう。

知を将来に繋ぐために、金を割く価値がある。採算がー、とかじゃなくない?

 

 

 

 

 

 

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『この世界が消えたあとの科学文明のつくりかた』

歴史的記録が途絶えたのちに再び年代を測定する手法とか、バイオディーゼルより収穫物全部燃やす方が高効率とか。おもしろいです。

 

 

 

 

 

 

小樽市総合博物館 運河館 (夢の里オタモイ編)

小樽市総合博物館運河館。

手宮の本館から徒歩20分ぐらいの距離にある。石造りの倉庫をそのまま利用しており、周囲に馴染み過ぎて一見すると博物館に見えない。駐車場左手最寄りの石造りは博物館ではなかったのだ。迷った。駐車場を出て右手方向、鯱鉾の看板が目印。

 

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館内は2つに分かれており、第1展示室では主に小樽の歴史が紹介されている。海運で栄えた街に相応しく、1/20スケールの大きな北前船の模型が。細かく作り込まれていて見応えがある。当時の写真や帆の一部の実物も展示されており、まあとにかくでかい船であったのだなと。

 

引札と呼ばれる当時のチラシなんかも。 

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ニシンコーナー。壁面に網をあしらうのはとても素敵だと思いました。

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ニシンはおいしい。余市でニシンのピザを出すお店が何軒かあって、どれもうまい。アンチョビに似てるんだけど、より塩気が少ない分、ニシンの身の旨さが味わえる。

 

余談ですがニシンの燻製とウイスキーの相性も最高だった。煙の酒には煙の肴がよく合う。魚が苦手な人には豆腐の燻製、燻り奴をおすすめしたい。

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上の南保留太郎商店は余市のお店だが、ここの燻製は小樽出抜小路のニッカバーでも味わえる。ニッカバーにはコーヒーやノンアルコールカクテルもあるので、車でも気軽に立ち寄れるのがありがたい。

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 だが正直ウイスキーを飲みたい。

 

 

さて、話を博物館に戻す。

 

運河館を訪れた目的はこのオタモイ遊園地。

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2006年、オタモイ遊歩道が崖崩れの影響で閉鎖された。オタモイ遊園地のことはそれまで知らなかった。夕方のローカルニュースで流れた映像を見て、なんだかとんでもなく魅力的なところだと思った。崖に楼閣がそびえているなんておとぎ話の世界みたいだ。

行ってみたいけど行けない。実は行けないことはないらしいが、件の龍宮閣は基礎しか残っていない。グーグルマップでも見れるが、まあそっけないものだ。

ただ、遊歩道を囲う朱色の柵はいい。いつか歩いてみたい。

 

 

運河館の展示はこんな様子。

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在りし日の写真にパンフレットや絵葉書、龍宮閣で使われた半纏や皿など。などっていうかそれが全てだ。やはり残された資料は少ない。けど実物の半纏はとてもかっこいい。

 

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新選組の羽織みたいにお土産にしたらきっと一部客層に爆売れするよ。Tシャツでもいいと思います。

 

パンフも。

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これのレプリカをお土産(略)

 

絵葉書。

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小樽市総合博物館の2万点超の収蔵資料をデータ化した、デジタルアーカイブスという尊いサービスによって好きな写真をプリントしてもらえる。ありがとうございます。めっちゃうれしい。

プリントもきれい。パソコンで資料を閲覧してるときはもっと低解像度だったのでびっくり。絵葉書らしくビシッと決まった構図もいいが、人が賑わっている様子の写真がいかにも楽しそうでよかった。

 

絵葉書を受け取りながら、

「オタモイ遊園地を観に来たんです」

「ああ、あそこは昔けっこう流行ったんですけどね」

なんて言葉を交わしていると、ついひと昔ぐらい前の話をしているような気がしてくる。

 

後日しつこくオタモイの資料を探していて、HO2017年10月号小樽・ニセコ・岩内特集にオタモイ遊園地の記事を見つけた。

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バックナンバーのため札幌の書店では見当たらなかったが、小樽の喜久屋書店がビニール掛けて山積みしてあったのはさすがという他ない。

 

記事を読み、博物館で絵葉書をプリントしてくれた方がオタモイ遊園地の研究をしている指導員であることを知る。そして更にオタモイ遊園地に関する論文を小樽市総合博物館紀要第28号に寄稿されていることを今知ったのだが、限定500部だというので辛い気持ちになっているところだ。

2015年3月20日発行、限定500部…。

まだ残っているのか……?

 

(続く)

 

 

宮澤 余市

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夏の水中遊覧船(青碧の積丹編)

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積丹の海。 

白いシャツは海の色が移るので避けた方がよい。

 

というホラ話をいま思いついた。

 

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 ゼリーみたい。

 

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これなんか完全にゼリー。スプーンでぶるっとすくえそう。

 

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ポルコ・ロッソかジャック・スパロウが出てきそうな島。上陸したい。ぷらぷらと散歩して、1時間ぐらい経ったら拾いに来てほしい。

 

 

遊覧船では船底に降りて海中を眺める時間もあります。

 

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この大量に落ちている黒いものは全てウニ。クラゲや魚も泳いでいるが、とにかくウニの印象が強過ぎる。ウニ好きなら、予めどこかでウニを食べるプランを練っておいた方がいいかも。

 

 

 

クルージングの終盤、海鳥を誘うパンの耳がボウルに入って回ってくる。「このパンをウミネコに」と説明する間もなくパンの耳にパクつく子供たち。

「おいしい!」

それはよかった。だが、そのパンはウミネコさんにあげてくれないか。

 

 

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 お集まりいただいた海鳥のみなさん。大雑把に金眼で大柄なのがウミネコ、黒眼で小柄なのがカモメだと思っていたけど、けっこういろんな種類の鳥が混ざっていそう。海鳥の見分けは難しい。

 

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「ここで二手に分かれよう!」

 

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速度を上げる船を悠々と追う姿がかっこいい。

手を伸ばせば触れそうなほど近くを飛ぶので、噛まれないようにご注意ください。船と並走したりパンを狙って急降下したりと、様々な飛行術を見せてくれます。空中での急減速が特に好き。

連写やスロー撮影をしておくと、見返したときにいろいろと発見があるのでおすすめしたい。

 

 

 

そして唐突に本の紹介を。

 

かもめのジョナサン完成版

かもめのジョナサン完成版

これまで読まれていたオリジナル版に最終章を付け足した完成版。新たに書き足したわけではなく、もともと存在していた最終章を省いたものがオリジナル版だったようです。

最終章は省くべきではなかった、というのが率直な感想。これで物語にけりが着く。完成版未読の方はぜひ。文庫版も出ています。

 

 

 

 

 

話を遊覧船に戻します。

乗船時間は約40分。

遊覧船は定員に達し次第出航するので、駐車場に着いたらまずチケットを購入し、出航時間を確認しましょう。5歳未満は無料ですが、定員に含まれるため無料のチケットを渡されます。これがないと乗船時にわたつくので忘れず窓口で用意してもらいましょう。

 

待ち時間は混み具合によってまちまちですが、これまでの経験では最短で10分、最長で1時間半ぐらいでした。遊覧船の乗り場自体にはジュースの自販機ぐらいしかありませんが、待ち時間が長いときでも、

・漁港をぷら着く

・黄金岬の展望台へ登る

・近くのセイコーマートへ行く

・ウニ丼を食べる

など、いかようにも過ごせます。

 

 

船を降りてから、子供が「大人になったら忘れちゃうのかもしれないけどさ、楽しかったからいつかまた来たいな」などと泣かせることを言うので、次の週にまた連れて来た。たーのしー!飽きない。

 

 

さて、こんなに楽しい積丹の水中展望船ですが、料金等の詳細を調べるべく公式サイトを見に行くと、なんとエンジントラブルにより8月6日以降、運航中止とのこと。

*積丹*水中展望船*ニューしゃこたん号*

 

なんてこった……。

再開を心待ちにしております。

 

 

宮澤余市

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ナイフと味噌汁の話

友達とナイフの話をしてたら、まあオピネルがいいだろうよという結論に。他にも選択肢はたくさんあるのだが、なにせお手頃なので1本持っておいてもいいんじゃないかと。

 

オピネルにも種類がいろいろあって、その友達は釣った魚を捌く用にスリムナイフが欲しいと言う。用途に合わせた選択は大事。

OPINEL 折りたたみナイフ No10 スリムナイフ ステンレス鋼

OPINEL 折りたたみナイフ No12 スリムナイフ オリーブウッド ステンレス鋼


 

 

名前の通り細身のブレードと曲がったハンドルが特徴の鋭さとクセを併せ持つルックスです。友達の獲物は川魚がメインらしいから小振りなサイズがいいかも。大は小を兼ねるとは言うものの、折りたたみナイフはブレード長とハンドルのサイズがほぼ比例するのでサイズ選びは慎重でありたい。

特にオピネルはまるでビッグライトを浴びせたかのように、ほんとに無頓着に等倍で大きくなっていく感じなのでサイズが上がるとハンドルの長さはもちろん太さもそれなりに。No.12を所有しているのですが握りが太くて持ちにくく、あまり出番がない。

よいちは No.12を そうび できないが いいかね?

って言われてもたぶん買ってたが。

ハンドル削ろうかな。最近はもっぱらイタドリの伐採に使ってる。

鮮緑の城壁(イタドリを伐採する話) - ジャガーノート 

 

 オピネルは獲物に合わせてというよりは、手の大きさに合わせてサイズを選んだ方がいいのかも知れません。

と言いつつもサイズ違いでコレクションしたくなるのがオピネルの罪なところ。とりあえずNo.8が定番ですよ。持ってないけど。

 

 

ところで急に話が変わるんですが、Nusretさんてすごくないですか?あの塩の振り方は誰に習うの?意味あるの?など興味は尽きない。

 

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Turkish Chef Nusret #Saltbae Video Compilation - YouTube 

 

ほら、この人。初見はギャグでやってるんだと思ってたんだけど、ナイフ捌きがとんでもない。ちょっとググったらトルコのステーキチェーンのオーナーだっていうから、なおさらこの人の使ってるナイフが気になり出した。

 

 

再びググること2分。

DICK。これか。ドイツ製。

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Skinning, sticking and butcher knives

 

下記がディック・ジャパンのリンクです。

ブッチャーナイフ / ディック・ジャパン - DICK JAPAN

 

クロムモリブデン鋼。絶妙な反り具合ですね。ベルヌーイカーブ的な何かなのか。刀みたいだ。使ってみたいよー。

 

ちょうど我が家の普段使いの三徳包丁がね、最近ちょっと荷が重いのかなって。刃こぼれが多くて研ぎが追っつかないというか。刃が硬いんだよな。たぶんまな板が悪い。いっそメンテナンス性も考慮して、などと理由を付けつつ、遅めの母の日プレゼント的に妻に贈るカタチで新調するのもいいのかなと考えていたのですが。

だけど2日ぐらい前に友達と「やっぱりオピネルだよね!」という話をしたばかりなのに、と思うと突然ディックに鞍替えするのもどうかと。

 

オピネルでブッチャーナイフ出してないのかな。キッチンシリーズがもっと充実してたらいいのに。

 

と、オピネルのメーカーサイトを見に行くと、あれ?なんか種類が少ないような…。

 

あ、カーボンスチールがない。

まさかディスコンか。

 

いやいやいや、ありえねえだろ。カーボンスチールのオピネルはフランスの心と魂だぜ?

気をとり直して本国おフランスのサイトを見に行く。

 

 

 

 

 

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なんだ、あるじゃん。カーボンめっちゃあるじゃん。よかったー。

ていうかopinel.jpなしたの?カーボンスチール売れてないの?それともステンレスフェアでもやってんの??

 

フランスはキッチンシリーズも超充実してる。うれしい。どこで買えるのかな。黒いハンドルがすてきです。いや、包丁は大抵黒ハンドルなのだが、オピネルなのに黒っていうギャップがいい。この闇堕ちしたような雰囲気が最高。

 

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そして。

おわかりいただけるだろうか。左下に燦然と輝く「SANTOKU」の綴りが。

 

三つのトクを積んだゼンマスターのみが扱えるという最高位のナイフ、サントクの力は凄まじい。対象の防御属性を無効化する力を持ち、いとも容易く鳥獣の肉を削ぎ、魚介を捌き、ジャガイモの皮を剥くことが可能だ。三界を統べるサントクはあらゆる命を断ち、そしてまた命を繋ぐ輪廻の刃なのだ…!

(↑超てきとう)

 

 

opinel.jpさん、輸入してくれないかなあ。

 

 

 

一汁一菜でよいという提案

一汁一菜でよいという提案

 

 

さて、ここは読書感想文を書くブログだったっけな。

理研究家土井善晴さんの『一汁一菜でよいという提案』を読みました。具沢山味噌汁の写真が満載でおいしそうにも程がある。豚肉を少量加えるアイディアが気に入ってちょいちょい使っている。読み終えると、これにおろし生姜を止めるとうまい、などと言いたくなるし実際うまいからよくやる。

 

和食の話は日本礼讃に直結しがちだが、土井さんはひたすら味噌はすごい、味噌汁はうまい、味噌汁の掌の上で何をやっても自由だと綴る。

 

好きな文を少し抜粋させていただく。

 

生きることと料理することはセットです。

 

作る余裕も時間もないのに、できっこないのに、おかずまで作る必要はないということです。(中略)量が足りなければ、ご飯も味噌汁もお代わりすればいいのです。

 

しかし、味噌の調味料としてすごいところは、少しくらい多くても、あるいは少なくてもおいしくできるところです。味噌という生命体、大自然の大きさゆえです。あまりに辛いと思えばお湯をさして下さい。

 

〈体裁を整えた味噌汁〉

(中略)椀によそうとき汁を多めにして具をあまり見えなくするだけでも効果があります。

 

土井さんの文章、人柄が出てるというのか、ちょっとにわかに真似できるものではないけれど簡潔で品があっていいですよね。

 

そんな土井さんが使っている包丁はなんだろう?と探り出すといつまでも終わらないので、今回はこのへんでおしまいにします。 

 

 

 

宮澤 余市

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