ジャガーノート

本や音楽の話を書いていこうと思います。

夏の水中遊覧船(青碧の積丹編)

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積丹の海。 

白いシャツは海の色が移るので避けた方がよい。

 

というホラ話をいま思いついた。

 

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 ゼリーみたい。

 

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これなんか完全にゼリー。スプーンでぶるっとすくえそう。

 

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ポルコ・ロッソかジャック・スパロウが出てきそうな島。上陸したい。ぷらぷらと散歩して、1時間ぐらい経ったら拾いに来てほしい。

 

 

遊覧船では船底に降りて海中を眺める時間もあります。

 

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この大量に落ちている黒いものは全てウニ。クラゲや魚も泳いでいるが、とにかくウニの印象が強過ぎる。ウニ好きなら、予めどこかでウニを食べるプランを練っておいた方がいいかも。

 

 

 

クルージングの終盤、海鳥を誘うパンの耳がボウルに入って回ってくる。「このパンをウミネコに」と説明する間もなくパンの耳にパクつく子供たち。

「おいしい!」

それはよかった。だが、そのパンはウミネコさんにあげてくれないか。

 

 

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 お集まりいただいた海鳥のみなさん。大雑把に金眼で大柄なのがウミネコ、黒眼で小柄なのがカモメだと思っていたけど、けっこういろんな種類の鳥が混ざっていそう。海鳥の見分けは難しい。

 

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「ここで二手に分かれよう!」

 

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速度を上げる船を悠々と追う姿がかっこいい。

手を伸ばせば触れそうなほど近くを飛ぶので、噛まれないようにご注意ください。船と並走したりパンを狙って急降下したりと、様々な飛行術を見せてくれます。空中での急減速が特に好き。

連写やスロー撮影をしておくと、見返したときにいろいろと発見があるのでおすすめしたい。

 

 

 

そして唐突に本の紹介を。

 

かもめのジョナサン完成版

かもめのジョナサン完成版

これまで読まれていたオリジナル版に最終章を付け足した完成版。新たに書き足したわけではなく、もともと存在していた最終章を省いたものがオリジナル版だったようです。

最終章は省くべきではなかった、というのが率直な感想。これで物語にけりが着く。完成版未読の方はぜひ。文庫版も出ています。

 

 

 

 

 

話を遊覧船に戻します。

乗船時間は約40分。

遊覧船は定員に達し次第出航するので、駐車場に着いたらまずチケットを購入し、出航時間を確認しましょう。5歳未満は無料ですが、定員に含まれるため無料のチケットを渡されます。これがないと乗船時にわたつくので忘れず窓口で用意してもらいましょう。

 

待ち時間は混み具合によってまちまちですが、これまでの経験では最短で10分、最長で1時間半ぐらいでした。遊覧船の乗り場自体にはジュースの自販機ぐらいしかありませんが、待ち時間が長いときでも、

・漁港をぷら着く

・黄金岬の展望台へ登る

・近くのセイコーマートへ行く

・ウニ丼を食べる

など、いかようにも過ごせます。

 

 

船を降りてから、子供が「大人になったら忘れちゃうのかもしれないけどさ、楽しかったからいつかまた来たいな」などと泣かせることを言うので、次の週にまた連れて来た。たーのしー!飽きない。

 

 

さて、こんなに楽しい積丹の水中展望船ですが、料金等の詳細を調べるべく公式サイトを見に行くと、なんとエンジントラブルにより8月6日以降、運航中止とのこと。

*積丹*水中展望船*ニューしゃこたん号*

 

なんてこった……。

再開を心待ちにしております。

 

 

宮澤余市

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ナイフと味噌汁の話

友達とナイフの話をしてたら、まあオピネルがいいだろうよという結論に。他にも選択肢はたくさんあるのだが、なにせお手頃なので1本持っておいてもいいんじゃないかと。

 

オピネルにも種類がいろいろあって、その友達は釣った魚を捌く用にスリムナイフが欲しいと言う。用途に合わせた選択は大事。

OPINEL 折りたたみナイフ No10 スリムナイフ ステンレス鋼

OPINEL 折りたたみナイフ No12 スリムナイフ オリーブウッド ステンレス鋼


 

 

名前の通り細身のブレードと曲がったハンドルが特徴の鋭さとクセを併せ持つルックスです。友達の獲物は川魚がメインらしいから小振りなサイズがいいかも。大は小を兼ねるとは言うものの、折りたたみナイフはブレード長とハンドルのサイズがほぼ比例するのでサイズ選びは慎重でありたい。

特にオピネルはまるでビッグライトを浴びせたかのように、ほんとに無頓着に等倍で大きくなっていく感じなのでサイズが上がるとハンドルの長さはもちろん太さもそれなりに。No.12を所有しているのですが握りが太くて持ちにくく、あまり出番がない。

よいちは No.12を そうび できないが いいかね?

って言われてもたぶん買ってたが。

ハンドル削ろうかな。最近はもっぱらイタドリの伐採に使ってる。

鮮緑の城壁(イタドリを伐採する話) - ジャガーノート 

 

 オピネルは獲物に合わせてというよりは、手の大きさに合わせてサイズを選んだ方がいいのかも知れません。

と言いつつもサイズ違いでコレクションしたくなるのがオピネルの罪なところ。とりあえずNo.8が定番ですよ。持ってないけど。

 

 

ところで急に話が変わるんですが、Nusretさんてすごくないですか?あの塩の振り方は誰に習うの?意味あるの?など興味は尽きない。

 

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Turkish Chef Nusret #Saltbae Video Compilation - YouTube 

 

ほら、この人。初見はギャグでやってるんだと思ってたんだけど、ナイフ捌きがとんでもない。ちょっとググったらトルコのステーキチェーンのオーナーだっていうから、なおさらこの人の使ってるナイフが気になり出した。

 

 

再びググること2分。

DICK。これか。ドイツ製。

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Skinning, sticking and butcher knives

 

下記がディック・ジャパンのリンクです。

ブッチャーナイフ / ディック・ジャパン - DICK JAPAN

 

クロムモリブデン鋼。絶妙な反り具合ですね。ベルヌーイカーブ的な何かなのか。刀みたいだ。使ってみたいよー。

 

ちょうど我が家の普段使いの三徳包丁がね、最近ちょっと荷が重いのかなって。刃こぼれが多くて研ぎが追っつかないというか。刃が硬いんだよな。たぶんまな板が悪い。いっそメンテナンス性も考慮して、などと理由を付けつつ、遅めの母の日プレゼント的に妻に贈るカタチで新調するのもいいのかなと考えていたのですが。

だけど2日ぐらい前に友達と「やっぱりオピネルだよね!」という話をしたばかりなのに、と思うと突然ディックに鞍替えするのもどうかと。

 

オピネルでブッチャーナイフ出してないのかな。キッチンシリーズがもっと充実してたらいいのに。

 

と、オピネルのメーカーサイトを見に行くと、あれ?なんか種類が少ないような…。

 

あ、カーボンスチールがない。

まさかディスコンか。

 

いやいやいや、ありえねえだろ。カーボンスチールのオピネルはフランスの心と魂だぜ?

気をとり直して本国おフランスのサイトを見に行く。

 

 

 

 

 

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なんだ、あるじゃん。カーボンめっちゃあるじゃん。よかったー。

ていうかopinel.jpなしたの?カーボンスチール売れてないの?それともステンレスフェアでもやってんの??

 

フランスはキッチンシリーズも超充実してる。うれしい。どこで買えるのかな。黒いハンドルがすてきです。いや、包丁は大抵黒ハンドルなのだが、オピネルなのに黒っていうギャップがいい。この闇堕ちしたような雰囲気が最高。

 

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そして。

おわかりいただけるだろうか。左下に燦然と輝く「SANTOKU」の綴りが。

 

三つのトクを積んだゼンマスターのみが扱えるという最高位のナイフ、サントクの力は凄まじい。対象の防御属性を無効化する力を持ち、いとも容易く鳥獣の肉を削ぎ、魚介を捌き、ジャガイモの皮を剥くことが可能だ。三界を統べるサントクはあらゆる命を断ち、そしてまた命を繋ぐ輪廻の刃なのだ…!

(↑超てきとう)

 

 

opinel.jpさん、輸入してくれないかなあ。

 

 

 

一汁一菜でよいという提案

一汁一菜でよいという提案

 

 

さて、ここは読書感想文を書くブログだったっけな。

理研究家土井善晴さんの『一汁一菜でよいという提案』を読みました。具沢山味噌汁の写真が満載でおいしそうにも程がある。豚肉を少量加えるアイディアが気に入ってちょいちょい使っている。読み終えると、これにおろし生姜を止めるとうまい、などと言いたくなるし実際うまいからよくやる。

 

和食の話は日本礼讃に直結しがちだが、土井さんはひたすら味噌はすごい、味噌汁はうまい、味噌汁の掌の上で何をやっても自由だと綴る。

 

好きな文を少し抜粋させていただく。

 

生きることと料理することはセットです。

 

作る余裕も時間もないのに、できっこないのに、おかずまで作る必要はないということです。(中略)量が足りなければ、ご飯も味噌汁もお代わりすればいいのです。

 

しかし、味噌の調味料としてすごいところは、少しくらい多くても、あるいは少なくてもおいしくできるところです。味噌という生命体、大自然の大きさゆえです。あまりに辛いと思えばお湯をさして下さい。

 

〈体裁を整えた味噌汁〉

(中略)椀によそうとき汁を多めにして具をあまり見えなくするだけでも効果があります。

 

土井さんの文章、人柄が出てるというのか、ちょっとにわかに真似できるものではないけれど簡潔で品があっていいですよね。

 

そんな土井さんが使っている包丁はなんだろう?と探り出すといつまでも終わらないので、今回はこのへんでおしまいにします。 

 

 

 

宮澤 余市

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春のビーチコーミング(瓶、缶、骨、外骨格など)

ビーチコーミング(Beach combing)

海岸などに打ち上げられた漂着物を収集の対象にしたり観察したりする行為。

Wikipediaより)

 

雪が降った翌日に急に気温が上がったせいなのか、夜中は突風が吹き荒れていました。札樽自動車道は横風注意報が出ていて、油断すると車体が軽々と流されてしまう有様です。F-ZEROのステージ4、DEATH WINDさながら。

いっそスーパージェット(あの超加速するやつ)で風を突っ切ろうと思い、車のターボスイッチみたいなやつをオンにすると、運転の難易度がグッと上がってほんとに死ぬかと。ハードモードはゲームだけで充分ですよう…。

 

強風などで海が荒れると、浜の漂着物が増えるそうです。そのため日本海側のビーチコーミングは、海が荒れやすい冬がおすすめとされている。だがしかし、どれだけの本気度かに寄るとは思いますが、正直、冬の日本海に立てますか?仕事だとか仕事絡みの釣りだとか(やったことないけど)、のっぴきならない理由があれば別だが出来れば避けたい。だってあの東映のオープニングみたいな波が氷点下5°Cとか10°Cとかの中で襲い掛かってくるんですよ!やですよ!

 

ところが。

ある日ツイッターで、「ビーチコーミングでカニの化石を拾った」という方の呟きが流れて来た。

 

カニの化石。

 

このワードだけで物欲を突沸させるには充分。ツイートに添えられた、手のひらにカニの化石をころりと3個のせた画像がめっちゃいい。どっからどう見てもカニそのもの。クリーニングなしであんな状態のものが落ちてるなんて!しかも3つも。近所の海でも探せば見つかるんじゃないかという期待が高まります。なんせこの星の海はひと続きだからな。

 

ちょうど週末に風も落ち着いて気温も上がり、天気もすこぶる良かったので海に行って来ました。

目指すはカニ!カニ化石です!

 

 

 

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引き潮だった。テトラポットまで歩いて行けるよ。よじ登って向こう側を眺めるチャンス!……だが大人なのでそんな無茶はしない(近寄ると意外と高さがあったのであっさり諦めた)。

そう、この辺はテトラポットがたくさんあります。波だけでなく漂着物も遮られるので、ビーチコーミングはポットの合い間を狙って行きます。

 

 

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敷居。鴨居かも。

 

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丸太。もったいない精神と工作欲が刺激されるが我慢。

 

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謎の漂着物。

ぱっと見は笛かと思ったけど、焼き物のようです。しかも円筒ではなくて、トンネル型というか、断面がU字型の物体でした。太さはアルトリコーダーぐらい。形もきれいに保たれているし、埴輪とか土偶とか言い出すほど古いものではないようですが。20世紀の海の道具でしょうか。もしご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えていただきたいです。

 

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カニの甲羅。あとで同定しよう。とりあえず写真だけ撮る。

 

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ビールの樽。

2、3個転がってたけど、この銘柄見慣れないな。。

 

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こんなのも。

 

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あ!この人をなめ腐ったようなツラ構えは!

プルタブ取れる世代の缶じゃないか!道理で見慣れないわけだ。

 

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…お前ら一体いつの時代からやって来たんだ。

 

 

アンティークな小瓶などのいかしたものは見当たりませんでしたが、こういう拾うまでもないけど、今となっては珍しいものがゴロゴロ落ちてる。この玉石混交具合がビーチコーミングのおもしろいところ。最初に見つけたときは物珍しさに興奮するものの、エンカウント率が上がると一気に興味が失せていく。上に挙げた漂着物も誰かにとってはお宝かも知れません。興味が失せた物を持って帰ってもゴミになるだけなので、写真だけ撮ってブツは置いて帰る、ショット&リリースもひとつの選択肢です。

 

 

 

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おおおお!骨だっ!!

イルカの脊椎かな?まだ新しい。赤みが残っていたので、持ち帰るかどうかめっちゃ迷ったけど結局リリース。頭骨もあるかなと思って辺りを探してみたけど、流れ着いた骨はこれだけだったようです。

 

 

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謎の漂着物その2。

なにこれ??全然わからん。

節があって、

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真ん中に穴が空いてる。

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植物かなあ?……それともなんかの脊椎??まさかな。

大きさは直径13〜15cmぐらい。

これもどなたかご存知であれば教えてください。

 

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iPhoneが勝手に色補正してムダにいい感じに。これがインスタジェニックというやつか。(←たぶん違う)

 

 

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またカニだ。さっきのと同じ種類。

脚が3対しかないように見えたので、タラバガニの仲間なのかなと思ったけど、甲羅の形が違う。ネットで「タラバガニの子供です!」って紹介されてるのもあったけど、掲載されてる写真では思いっきり脚が4対見えてたし。。

子どもに借りた図鑑とネットを併用して調べたら、どうやらヨツハモガニらしい。ちぎった海藻を身に付けて擬態する習性があるそうです。それで先に見つけた甲羅にも海藻が付いてたのか。

 

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思いがけずかっこよく撮れてうれしい。

小さいのにゴツゴツ、トゲトゲしてていいですよね。爪も太くて立派。なんかいろいろ調べたおかげでヨツハモガニ好きになっちゃったな。そのうち生きてるやつも探してみたい。

 

 

 

 

……って化石のことを完全に忘れてた。

 厚田の海岸でカニの化石が見つかるという情報を入手したので、そっちで探した方がいいかも。

 

 

カニの同定の際、参考にした図鑑はこちらです。

DVD付 水の生き物 (学研の図鑑LIVE)

DVD付 水の生き物 (学研の図鑑LIVE)

  最近の図鑑は写真がきれいでうらやましい。

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけ。

海を望む家。

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柵の上にハシゴが乗っかってるように見えるだろ?

事実、柵の上にハシゴが乗っかってるんだよ。

 

1段目にすら足を掛けられる気がしない。

 

 

 

 

宮澤 余市 

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君の名は。

君の名は。』やっと観た。上映しててよかった。

 

頭の中でまだ『前前前世』が鳴っている。劇中のRADWIMPSの曲がどれもかっこよくて、ギター弾きたくなる。

 

彗星の光がとてもきれいだった。巨大な線香花火が静止したような、あのイメージはどこから来たのだろう。美しさと破壊力の同居に、ちょっとだけ『シン・ゴジラ』の放射熱線のシーンを思い出した。燃え落ちる東京は、言うのも憚られるが、確かに美しかった。地獄変の美とは、こんな様子だったのだろうかと思った。

シン・ゴジラ - ジャガーノート

 

空いっぱいに広がる彗星のかけらに、アニメーションの進化を感じる。新海監督は、まるでガラスのレンズを通して観たような映像を描いてるのだ。欲しい構図に合わせてレンズを替えて画角を決めて。作品を象徴する、瀧と三葉の間に走るハレーションも、レンズのもたらす演出のひとつだ。

新海誠監督作品 君の名は。 公式ビジュアルガイド

新海誠監督作品 君の名は。 公式ビジュアルガイド

 

林の中でパンニングすると、背景の木の傾きが変化していくのとか、部屋の中をぐるっと回したときのパースの変化とか、最近のCG背景すごい。カメラワークの自由度が高いので、いろんな構図が作れる。実写の文法をアニメーションに取り入れたような、フィルムをセル画でなぞったような。作りたい映像を妥協なく追求した感じがビシビシ伝わってくる。

 

三葉と瀧くんの入れ替わり生活は、異性の日常に困惑したり、非日常に感動したりと、楽しそうに描かれている。膨らませたらあれだけで全12巻ぐらいの漫画になりそうだ。入れ替わったときの演技も特筆モノ。仕草とか声の調子はもちろん、言葉の間合いまで完全に入れ替わっているのがおもしろい。

 

田舎住まいのくせに、どちらかというと東京より糸守の暮らしに憧れてしまう。 いま住んでいる土地の良さをもっと探してみようかなと思った。

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ヒマな時間にひとりでこっそり観に行ったのだが、案の定、誰かと感想を語り合いたくなる。だけど『君の名は。』を勧めてくれた友達は気軽に会えない距離にいるし、メールで長文をやり取りするのはなんか苦手だしな、と思いながら帰宅後に一人この記事を書いていたら、なんの偶然か妻が『君の名は。』の文庫を買って帰って来た。

頭の中でまた野田洋次郎の歌声が響き始めた。

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前前前世 (movie ver.) RADWIMPS MV - YouTube

 

 

早く読み終わらないかな。

 

 

シャクルトンの大漂流

冒険のあらゆるエッセンスがすべて詰まっている。

石川直樹(写真家)

 

 

シャクルトンの大漂流

 

 「シャクルトンの大漂流」

全72ページの大作である。文字は小さめで、ふりがなも少ない。小さな子がひとりで読むのは難しいかも知れない。そもそも、あまりこども向けに書かれているようには見えない。

 

ストーリーは意外にも資金集めから始まる。いきなりお金の話。次に隊員の募集、面接の様子と続くドライな要素に、浮き足立った気分は肩透かしを喰らう。

 だが続いて見開きで隊員の一覧がある。このページには何度も立ち帰ることになると思う。何せ登場人物がべらぼうに多い。人名が出るたびに「この人、なにやってる人だっけ?」ってなる。28人の隊員一覧から目当ての人物を見つけ出すのは、ちょっとしたウォーリーを探せ状態だ。そして見返すたびに新たな発見があるのが楽しい。「そういえばこの人、こんなアイテム持ってたな」とか、「このパーティーは○○スキルが高いメンバーを抜擢したのか!」とか。(新しめの絵本なのでネタバレを自粛しています)

 デフォルメの効いた絵でありながら、道具や持ち物、船の構造まで、こまごまと描き込まれているのがおもしろい。南極でのなごやかな日常も魅力的で、ちょっと『十五少年漂流記』を思わせる。

 

 圧巻なのは、見開きで描かれる大自然の臨場感。視点を自在に操るような見事な構図は必見だ。ぶ厚い氷が埋め尽くす海や黒い嵐に、氷と船の軋む不吉な音を想像してしまう。

本を閉じることで物語の過酷な状況から逃れ、平和な現実に帰る安堵の感覚が好きだ。かつて『刑務所のリタ・ヘイワース』や『イワン・デニーソヴィチの一日』の合間に燻らせた煙草を思い出しながら、そっと絵本から目を逸らし、深呼吸をする。

 

膝に乗せたこどもにせがまれ、ページをめくる。続きが気になって仕方がないのだ。結局、一気に読み終えてしまった。

 

 

この絵本を読んで感じるのは、作者ウィリアム・グリルの作品に対する生真面目さだ。絵も文章もとても丁寧で、丹念な取材が想像される。造船の大工道具ひとつ取ってもこんな様子なのだ。

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こまかい。

 

B4版の大きな紙面を活かし、迫力の見開きを繰り広げたかと思えば、上のような資料的なイラストを仔細に並べてみせたりする。このような絵のダイナミクスは、本書の大きな特徴のひとつだろう。

もう一点特筆したいのは、青がとてもきれいなこと。タイトルや見出し文字の微妙なグラデーションがなんともかっこいい。

絵と文とのバランス感覚も絶妙で、絵で示すこと、文で記すことの選択がうまい。情報量が多いのに簡潔、という新感覚。絵本でこんな表現が可能だったのかと思わせる一冊。

 

 

これがウィリアム・グリル初の絵本だって。

天才か。

 

当然おすすめです。

 

 

電気のピアノにお掃除ロボット

「エレピあったらよくない?」っていう話を友達が振ってきた。エレピか。ずいぶん唐突だな。

「ローズとかウーリッツァーとか、中古が意外と安いんだよ。エレキギターなんかは、ギターもアンプもペダルも、って集めていくとけっこう高いじゃんか。でもエレピはモデルによってはもうそれ1台で完結するからさ」

なるほど。確かに一理ある。検索してみると20〜30万円ぐらいでゴロゴロ落ちてる。いやいや、趣味で使うには高えよ、と思う方もいるかも知れないが、ちょっと考えてみてほしい。

これは本物なのだ。レコードで聴ける、本物のエレクトリックピアノの音なのだ。アンプとスピーカーを搭載しているモデルを選べば、弾いたらすぐあの音が鳴るのだ。目の付けどころがシャープ過ぎる発想だと言わざるを得ない。

 

そんな話をしていたら、もうあっという間に頭の中はエレピで満たされた。エレピが居間にあったらどうだろう。差し当たってはフェンダーローズとか。

壁際に置いてみる。アップライトピアノよりは奥行きがあるだろうか。楽器でありながら家具のようでもある、独特の存在感。本体から伸びたクロームメッキの脚の間をルンバがちょこまかと通り抜ける。電気のピアノにお掃除ロボット。いつか誰もが夢見たようなレトロフューチャー

エレピ教室から帰ってきたこども達が、覚えたばかりの曲をさっそく連弾してみせる。ベンチソファの左に座った長男が、歪んだ和音をリズミカルに弾ませた。『レディ・マドンナ』だった。右側に腰掛けた弟は、床に届かない足をぶらぶらさせながら、主旋律を弾いている。節を間違えるとおもちゃみたいに笑う。兄も、つられて笑う。その様子を後ろから眺めていると、鏡面仕上げのコントロールパネルに二人の顔が映り込んでいるのが見えた。

 

楽しそうじゃん。めっちゃ楽しそうじゃん!

 

 

エレピのけっこう魅力的なポイントは、いちおうナマ音が鳴るところだ。どんな音なのか聴いたことはないんだけど。あとは外部出力もできるところ。ギター用のエフェクターも使えそうだし。

 

手始めにトイピアノにパッシブピックアップを取り付けて、エレピ化出来ないかと妄想していたのだが、目を付けていたカワイのトイピアノの発音体がアルミパイプだと知ってがっかりしているところだ。アルミじゃダメなんです!磁性体じゃないとマグネティックピックアップで拾えない。じゃあピエゾでいいかと言ったらそれもダメ。鍵盤のカタカタ音ばっかり拾いそう。発音体としてスチール製グロッケンを流用しようかとも考えたんだけど、けっこう高いし、メーカーもあんまり選択肢がない。

これはもう作るしかないだろうと、簡素なミュート機構を模索中。たぶんミュートできた方がいろいろ使えそうな気がする。

 

ウクレレみたいに、小さいけど楽器として一人前っていうものが出来たらいい。

 

エレピの好きな曲として、とりあえずノラ・ジョーンズを貼っておきます。ノラはウーリッツァーを愛用しているそうです。

FEELS LIKE HOME

Norah Jones - What I Am To You - YouTube

 

アルバムの2曲目だけど、映画の終わりみたいな雰囲気で最高。最&高。

 

コーンフレークのナチョス

ナチョスはおいしい。

ニセコJoJo'sっていうレストランではじめて食べて、あまりのおいしさにもう1個頼んでテイクアウトしたぐらい好き。

 

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これがJoJo's。中でボルダリングもできる。名前に反して波紋もスタンドも関係ないので、能力者じゃなくても安心。

 

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そしてこれがJoJo'sのナチョスだ!うまいし、盛りが欧米感覚で、かなり多め。つまみっていうか主食張れるレベル。そこにシビれる!あこがれるゥ!(以降ジョジョネタ自粛します)

 

でね、当然おうちでも食べられたらなーって思うわけです。

ところが、まずあのトルティーヤチップスが売ってない。輸入食材が充実してるところだったら簡単に手に入るのかも知れないけどさ。地元では見当たらない。

そしてナチョスを作ろうとした人のおそらくほとんどが試したであろう、ドンタコスをチョイス。

……まあムリだよね。しょっぱ過ぎるよね。あいつらそもそもがしょっぱ過ぎなんだよ。塩分過多で殺す気かよ。もしかして数の子みたいに塩抜きしてから食べるやつなの? あ、でも適量の水を張った小鍋に、ドンタコスと野菜突っ込んで茹でたらうまいかも。今度やってみよう。

 

さて、じゃあ何を使ってトルティーヤチップスを作るかというと、コーンフレークです。材料は同じトウモロコシのはずだから、素質は充分。

 

以下、材料・作り方など。

 

材料

・コーンフレーク  食べたいだけ

・パスタソース(ボロネーゼ)  1人前

・とろけるチーズ  食べたいだけ

・香辛料  適量

 

作り方

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1.耐熱皿にコーンフレークを入れる。

2.パスタソースをかける。

3.チーズを乗せる。

4.温める。

5.完成!

 

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はしょり過ぎだろうか。

実際はラザニアみたいに、コーンフレーク、ソース、チーズが交互に折り重なるように盛り付けていったんだけど、完成したらまるで意味を見出せなかったので。とにかくコーンフレーク、ソース、チーズ、が温まっていればいいので、順序はどうでもいい。ていうか今JoJo'sの写真見たらチーズの上にソースかかってるじゃん。うちで作ったやつと逆じゃん。

温めたパスタソースにコーンフレークを混ぜ込んでからチーズ乗せてトースターで焼いてもいいし、ホットプレートで作ってもいいだろうし、なんなら電子レンジでもいい。とにかく上記の材料が温かいこと。それに尽きる。スパイスはクミンとかバジルとかタバスコとかでいいんじゃないでしょうか。お好きなものをどうぞ。

ソース変えたらいろんな味が楽しめるし、スパイスの加減でなんか料理やってるかのような錯覚も味わえるし。これを覚えたばっかりに堕落しないように気をつけたいところです。

 

「晩ご飯、時間ないからパスタでいいかな?」が「時間ないからナチョスでいいかな?」に変わりかねない、とんでもなく革命的にラクなメニューを発見してしまったので、一人でも多く巻添えにしようと思い、公開する次第です。

 

ほんとはコーンフレークを水でふやかして再成形してもいいだろうし、そもそもソースを自分で作ってもいいし、トッピングもブラックオリーブとかチリとか、いろいろ工夫できるので興奮してる。

コーンフレークに牛乳をかけるだけの時代は終わった。カレーでもなんでもぶっかけようぜ!

 

お酒のお供にもおすすめ!