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ジャガーノート

本や音楽の話を書いていこうと思います。

岡崎体育から始まる、大黒摩季の話

岡崎体育さんの『MUSIC VIDEO』のミュージックビデオを観た。


NVあるあるネタをこれでもかと詰め込んだ歌詞と映像がおもしろかったです。


Facebookでこの動画をシェアすることを妄想してみる。

「このMVおもしろかったー。
なんかおすすめのMVあったら教えてください。
(スリラー以外で)」

たぶんこんな感じになる。いや、間違いなくこうなる。

小中高大それぞれの同級生と先輩後輩恩師、バイトで知り合った人や職場の同僚、音楽仲間も各ジャンルあって……となるともう、どの顔で出て行ったらいいのかわからなくなってしまって、Facebook上でのキャラが定まらない。
Facebookの「フェイス」は「友達の顔」だけでなく、友達の数だけある「自分の貌」でもあるのかも知れない。

とにかく、「あいつFBだとキャラ違くね?」などの誹りを避けるべく、極力ムダなくスキなく簡潔に留めたい。可能な限りテンションも抑えたい。ただ、シェアする以上は、なんらかのレスポンスは欲しい。友達がおすすめMVを紹介してくれたり、それで小一時間ほど盛り上がったりしたら楽しいじゃんね。

とはいえ、おすすめいただくMVもあんまりとっ散らかるのは望ましくない(わがまま)。単純に名曲だからとか、個人的な思い入れだけで挙げられると、求めているものとちょっと違うのです。映像的におもしろいのが観たいから。特に「みんなこんなの知らねえだろ?」って感じで、ドヤ顔でパッとしないマイナーミュージャンを持ち出されるのが1番困る。言い出しっぺがスルーも出来ないだろうし。。
なので、メジャー路線方向に軽くバイアスを掛けたい、という意図が最後の「(スリラー以外で)」に込められているわけです。

「ミュージックビデオの最高峰っつったら、楽曲・映像・ダンス・ストーリー性のどれを取っても超一流なことでおなじみ、みんな大好きMJの『スリラー』に決まってるけど、今回はそれ以外で頼む(ただし、質、知名度ともに『スリラー』に匹敵するやつでな!)」ってことですね。
音楽好きを自認する人ほど、「MJには一目置いている」という姿勢を崩せないのを逆手に取って、マニアックな楽曲を挙げ連ね合うようなマウント合戦を抑止したいというか。…我ながらやな感じ!
オマケにふだんどれだけマイケル・ジャクソンを聴いているのかと問われると、「正直そんなんでもない」と言わざるを得ないです。ごめんなさい。

と、ここまで妄想していたら、マイケル・ジャクソンの『Jam』を思い出した。


マイケル・ジャクソンマイケル・ジョーダン、2人のMJが共演する豪華なMV。ド派手なオーケストラヒット(ジャン!ってやつね)とスクラッチが印象的な、っていうかちょっとしつこいぐらいの、時代を象徴する名曲ですね。懐かしい。

このオケヒットとスクラッチてんこ盛りの醸すバブリーな雰囲気、なにか他にも聴き覚えが……。


そうだ!大黒摩季だ!!(やっと本題です)

『あなただけ見つめてる』

すみません。リンクありませんでした。でもみんな実家に8cmシングルあったりするんでしょ?(決めつけ)

歌詞がヤバいと評判のこの歌。
化粧やめて服装も地味めに変えて、車やサッカーなどの趣味にも付き合い……って感じで、とにかく男に合わせていくスタンス。合わせていく楽しさってのがあるんだろうか?好きなポイントはどこなのこれ??

「嫌悪(いや)がってたあの娘とも絶交したわ」
「昔みたいに笑わなくなった」
「そして他に誰もいなくなった」

など思わず、「チョット待ってよ!」(うるせえ)と言いたくなるほどの変化に、なんだか報われなさそうな予感しかしない。
最近、『あなただけ見つめてる』と『チョット』の2曲だけで組んだプレイリストをよく聴くのだが、『あなただけ〜』のあとに「卑怯な逃げ方」をされたかと思うとツライ。

あと、どうでもいい話なのですが、

「便利だった男の子達   整理した(かたづけた)」

の部分を聴くと、漫画『寄生獣』で最強の敵、後藤が掃討部隊を全滅させた場面のセリフ、

「後ろの連中は片づけた
   いや……ちらかしたと言うべきかな」
(↑血まみれ大惨事)

がフラッシュバックして困る。男の子達がちらかされたかと思うとこわい。



『あなただけ〜』に描かれる「恋人にとことん合わせる人」というのは、側から見ていると疑問符だらけなのですが、こないだ読んだ桜島ニニコさんのブログが、ドンピシャでわかりやすい内容だったのでリンクを貼っておきます。HKT48の『アイン・シュタインよりディアナ・アグロン』の歌詞について語られています。


大黒摩季さんは『あなただけ〜』をどんな気持ちで書いたんだろう。もちろんひとつのフィクションとして描いているんだろうけど、別段、「男に合わせる女」を失敗談として捉えている感はない。
歌詞だけ見れば、最後の1行、

「行けっっ‼︎  夢見る夢無し女‼︎」

の表現に揶揄の気配を感じなくもないが、全編を貫くアッパーな曲調、そしてラストの突き抜けるほどパワフルなボーカルから鑑みるに、恋愛中の盛り上がりまくった気持ちをストレートに歌ってる、と考えるのが妥当でしょうか。打算のない姿勢にロックを感じます。
別に「恋愛における正しい振舞い」を啓蒙する曲なわけでもないだろうし。真似してコケても自己責任だし。



大黒摩季さんと言えば、『夏が来る』、『ら・ら・ら』辺りも外せないのですが、そこまで言及すると『別れましょう私から  消えましょうあなたから』も語らないワケにもいかない!など、永遠に終わらなさそうなので、今回はこの辺でおしまい。


仕事帰りに大黒摩季初期ベスト的なプレイリストを聴いていたら、歌詞が鋭すぎて悶絶した。2回ぐらい吹いたし、3回ぐらい変な声出た。周りに誰もいなくてよかった。